半年ほど前に自転車を盗まれたのだが、防犯登録番号がまさかの期限切れということでいまだに見つからず。さすがにもう無理かもってことで、近所のホームセンターや自転車販売店で安いママチャリを買おうと思ったのだが……

安いママチャリが見つからねぇぇええええ! 昔は5000円くらいで中古のママチャリが買えたのに(新品でも1万円ちょいのイメージ)どこに行っても2〜3万円が当たり前。聞けば「安全意識の向上」や「原材料の高騰」で値上がりしたらしい。

自転車屋のおっちゃんに「1万円くらいでいい感じのやつ」なんて言ったら「ないよ、そんなもん」と一刀両断される始末。マジかよ。しかし探し続けた結果、ついに約1万円の自転車を見つけてしまった……Amazonで

・Amazonで自転車を購入

そんなわけで今回、Amazonから特別に提供してもらったのは20インチの折りたたみ自転車。価格は送料込みで1万2735円(2025年5月7日時点)。しかもワイヤーロック(鍵)・空気入れ・ライト・ベルまでついてこの価格である。安い!


※記事中のリンクよりご購入いただくと、一部がロケットニュース24に還元されることがあります。


ちなみに700件以上のレビューが集まっていて評価は3.5。口コミは「高コスパ」「組み立てが簡単」「カゴ、ライト、鍵まで付いてこの値段なので満足」などなど。ただ「20インチなので遠距離の通勤や通学には向いていないかも」という声も。


カラーは8種類で、私が選んだのは「ダークグリーン」。重量は約11.5キロ。折りたためるから車に積むのも簡単だそうだ。


・組み立てスタート

それではさっそく組み立ててみる。二つ折り状態の自転車本体を広げて固定したら……


前カゴを取り付ける。ネジ・ドライバーなどの工具付きなので道具を用意する必要はない。


ただやはり固定するには力が必要かも。単純な作業だが、お母さんやお子さん1人では難しいと思う。


続いてペダル。右用(R)・左用(L)があって、ペダルのシャフトに刻印されている。


右ペダルは時計回り、左ペダルは反時計回りに回すと締まる仕組み。調べたところ、左ペダルはペダリング(漕ぐこと)によって緩まないように「逆ネジ」になっているという。


ハンドルをフレームに差し込んだら、ぐらつかないよう固定用レバーを回してギチギチに固定する。


サドルの高さを決めたら説明書通りにブレーキを調整し、タイヤに空気も入れておく。


ついでに鍵・ベル・ライトも取り付けたら……

完成だ!


・カッコイイ

説明書付き & シンプルな作業だから、自転車に詳しくない方でも1時間ほどで組み立てられるだろう。うむ、見た目も良いじゃないですか。自分で組み立てるから愛着も湧きますよね

全然安っぽくないし、リサイクルショップで同じ値段の激安チャリを買ってもこの感動は味わえないだろう。


・危ねぇぇ

ただ試しに乗ってみてビックリしたのが、サドル(シート)がゆるゆるだったこと。座った瞬間にお尻が落ちかけてビビった。最初に角度を決めて固定しておく必要があるらしい。


・普通に快適

ってことで、いよいよ本当に完成。価格以上の乗り心地で6段変速ギアも問題なし。街乗りくらいなら20インチでも快適だ


ただ、サドルが硬いので最初はお尻が痛くなるかもしれない。まあでもこの痛みは数週間で慣れるものだ。



それと忘れてはいけないのが防犯登録。登録所(自転車販売店等)で手続きできるので「購入後、早めにお手続きください」とのこと。そもそも組み立てや調整に自信がない方も自転車屋で見てもらうのが良いだろう。



いずれにせよ1万円ちょっとで自転車本体だけでなく、鍵やライトなども付いているからコスパは最高である。カゴも大きくて使いやすいぞ。



というわけで、近所の買い物用など安い自転車を探している方はチェックしてみてほしい。普通にいいぞこれ


参考リンク:Amazon「Mixiu 折畳み自転車 20インチ」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24、Amazon

▼ブレーキレバーの固定も忘れずに

▼サドルの固定があまいと上を向いてしまうので注意