「うなぎ」と「ソーセージ」──この2つの言葉が並ぶだけで、なんだか不思議な化学反応が起きそうな気がする。
先日、スーパーで見つけたマルハニチロの新商品「鹿児島産うなぎソーセージ」。2025年3月1日に発売されたらしい。
上述のリリース情報によると鹿児島県産養殖ニホンウナギを使用しており、蒲焼きのタレが香るフィッシュソーセージという触れ込みだ。これは試さないわけにはいかない。
・まずは、そのままで味見
価格は3本で238円。本物のうなぎと比べたら格安だ。(当たり前か)
裏面を確認するとタラやタチウオといった魚のほかに、きちんとうなぎも入っている。うなぎのたれが入っている点も本気度がうかがえる。
開封してみると茶色っぽい感じ。通常の魚肉ソーセージを比較すると、わずかに短いような気もする。
にしても最近の魚肉ソーセージフィルムは開封しやすくて、感動する。昔は、歯で嚙みちぎろうとして、銀歯がキーンとしたよな。思い出しただけで……。
一口かじると、かすかなうなぎの風味に、ほのかに甘辛い蒲焼きの香りが混ざっている。
正直、目をつぶって食べたら、うなぎ入りとはわからないが、魚肉ソーセージのふわふわ感と見事に調和している。
・ひと手間でうなぎの蒲焼きに近づける
ここで少しアレンジも試してみた。ネットで見たレシピを参考にして、グリルでこんがり焼いていく。
そこに蒲焼きのタレをかけると、「うなぎ魚肉ソーセージの蒲焼き風」の完成だ。
一口食べると、まさにうなぎの蒲焼き!
……とはならなかったが、ひと手間加えるだけでまた違ったおいしさが楽しめる。焼肉のタレでも試してみたけど、相性◎だった。
・うなぎのぼりの商品
うなぎは好きだけど高価でなかなか手が出せない──そんな人にとっては、手軽にうなぎ気分を味わえる新提案と言えるだろう。
新感覚のおつまみとしても優秀なので、スーパーなどで見かけたらぜひ一度試してみてほしい。
ちなみに、実は私はうなぎがちょっと苦手だったりする。本物とはまったくの別モノだが、だからこそ楽しめるうなぎ風味の世界線なのかもしれない。
それでも、話のネタ度とワクワク感は、まさにうなぎのぼり。なんだかんだで、「鹿児島産うなぎソーセージ」はおいしかった。
参考リンク:マルハニチロ
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.