博多ラーメンにも明太子にも目もくれず、ひたすらチャーハンとうどんを食べまくった2泊3日の福岡旅。最終日のチャーハンは『餃子のテムジン』と決めていた。
福岡市内に店舗多数。もちろん有名なのは餃子であり、同僚も過去記事において「かなりオススメ」と推しているが、私の目的はチャーハンである。
時刻は昼過ぎ、13時前。お店に行くと──
博多ラーメンにも明太子にも目もくれず、ひたすらチャーハンとうどんを食べまくった2泊3日の福岡旅。最終日のチャーハンは『餃子のテムジン』と決めていた。
福岡市内に店舗多数。もちろん有名なのは餃子であり、同僚も過去記事において「かなりオススメ」と推しているが、私の目的はチャーハンである。
時刻は昼過ぎ、13時前。お店に行くと──
福岡出身の知人たちに「福岡でオススメのチェーンのチャーハン店を教えて」と聞き回ったところ、みな「うむむ……」と即答できないでいた。
「個人店ならオススメあるんだけど……」と言う人が多数。しかし、強いて “チェーン縛り” で言うならば……と数名の推薦を受けたのが『久留米ラーメン 清陽軒』だった。
調べてみると、「ららぽーと福岡」にあるらしいので、博多駅あたりから徒歩でテクテクと向かってみた。
どこかに行ったらチャーハンを食べないと気が済まない。私の中でのチャーハンは、神社やお寺の参拝時における「御朱印」のようなものである。
当然、福岡に行ってもチャーハンだ。いたるところに「とんこつ」という4文字が踊っているが、私の眼球は「チャーハン」の5文字しか認識できないようになっている。
ということで福岡チャーハン行脚の1軒目に選んだのは、“元祖泡系” とも言われる熟成追い炊き製法の博多とんこつラーメンが有名な『博多一幸舎』だ。
前から噂は聞いていた。あのミスタードーナツでチャーハンが食べられるということを。
しかしすべての店でチャーハンが食べられるわけではなく、「飲茶メニュー」のあるミスドで食べられるらしい。
ということでミスドのサイトで飲茶取扱店舗を検索。該当した吉祥寺のお店に行ってみることにした。
当連載『チェーンのチャーハン行脚』の第1回目は、天下一品のチャーハンだった。まあ、美味しかった。しかし “天下一品感” があるかと言われたら60〜70%だったのではないか。
ところが……。
少し前の話になるが、昨年2024年11月9日。ポールダンスの練習後に、ポールの先生でもある佐藤パイセンと一緒に天下一品に行った際、神からの啓示とも言えるポスターを目にしたのであった。
なんとそこには……
看板を見たことはあるけど行ったことはないお店。それが私の中での「来来亭(らいらいてい)」だった。
車を運転している時によく目に入ったことから、なんとなくロードサイドにあるイメージ。しかし、少し遠方への取材後にGoogleマップを眺めていると、なんと駅から徒歩2分で行ける店舗があった。
ということで、人生初の来来亭。東川口店に行ってみた〜。
チェーンのチャーハンについて熱烈リサーチしていると「中国ラーメン揚州商人」の存在が浮上してきた。聞いたことあるし、見たこともあるぞ、揚州商人。あの独特な、いかにも中華っぽいデザインのお店だよな……。でも行ったことはなかった。
そしてある時、池袋に用事があった際、Googleマップに「チャーハン」と入れると、なんと揚州商人の池袋西口店がヒット! チャーハン検索で出てくるとはビックリだ。これも何かの縁かと思い、行ってみると……
ちょっとした用事があり埼玉へ。今の私にとって、国内の少し遠いエリアへの用事は大チャンス。なぜならば、その場所でしか展開していないチェーン中華があったりするからだ!
調べによると……ほうほう、あるある。その名も『珍来(ちんらい)』。暖簾(のれん)分けをしたグループ店舗がいくつかあるようだが、“総本店直営” なのは4店舗。
その中でも、公式サイトの最も上に買いてあったのが「草加駅前店」。さらに調べてみると、本社の住所とも激近い。つまりはここが総本山。用事のあと、電車を乗り継ぎ行ってみた!
一風堂といえばラーメン屋さんである。正式名称は「博多一風堂」。
今現在、日本全国には138店舗を展開しており、2008年の米ニューヨーク出店を皮切りに、台湾、中国、オーストラリア、マレーシア、タイ、フィリピン、インドネシア、イギリス・ロンドン、フランス・パリ、ミャンマー、ベトナム、ニュージーランド……と圧巻の海外進出。まさに世界を席巻するラーメン屋さんといっても過言ではない。
そんな一風堂でチャーハンが食べられるとの情報をキャッチ。さっそく池袋店へ行ってみた。店の外からメニューを覗くと……
中華東秀には深い深い思い出がある。これまでの人生で一番貧乏で辛かったころ、家の近所に中華東秀があった。
マジのマジで金がない。マジのマジで稼げない。しかも今は独身(バツイチ)だけど、その当時は家族がいた。一家の主人として情けなかった。
でも、たまには息抜きしましょうと、“たまのごちそう” として行っていたのが、ほかでもない中華東秀だったのである。
理由はひとつ。リーズナブルだから……。
チェーン中華を調べていると、紅虎餃子房の名が上がってきた。えっ、紅虎餃子房ってチェーンだったの?
25年くらい前。当時お付き合いしていた恋人が小田急線の百合ヶ丘駅あたりに住んでいて、バイクでよく通った。
その道すがら、読売ランド駅前あたりに紅虎餃子房みたいな名前のワイルドな店があったような気がするんだけど……記憶違い?
ともあれ2024年、ルミネ池袋の中に入っていた紅虎餃子房は、それはそれは気品あふれる美しい店だった。
ひとくちに「中華料理」と言っても、いろいろな「中華」があると思う。
中国本土の大陸系。はたまた台湾。あるいは香港。そして日本の町中華。私が思うに「中華街の中華」も中国の中華とは全然違うと思っている。
では、“中華料理のファミリーレストラン”、いわゆる “中華ファミレス” の『バーミヤン』は、どこの中華に属するのか。
そんなことを考えながら──
この連載を始めるにあたって、まずは関東地方に店を構えるチェーン中華店をリストアップした。遠方よりも、まずは近場から制覇しようという魂胆だ。
その中に、聞いたこともない店があった。「中華食堂一番館」。恥ずかしながら、私は完全に知らなかった。
あなたはご存知だろうか、中華食堂一番館。ChatGPTに聞いたみたところ、ウソかホントか全国に約80店舗もあるとのこと。
Googleマップで調べてみると、たしかにワンサカ出店している。そしてなんと、近場の吉祥寺にもあることが判明。ということで訪店したところ──
この世には2つの王将があると以前書いた。「餃子の王将」と、「大阪王将」である。
私は、好み関係なく大阪派。なぜなら、身近な場所にあったから……だ。
もちろん「餃子の王将」も何度か行ったことがある。でも、その時の目的は、店名の通り餃子だった。“両面焼き” にしてもらったり。
でも今回の目的はチャーハン。よくよく考えたら、「餃子の王将」でチャーハンを食べるのは人生初かも? 記憶にない。
実はめちゃくちゃ楽しみにしていた。青い看板が目印の中華チェーン『福しん』に行くことを。
実は「福しん」が中華屋さんだと知ったのは、恥ずかしながらここ数年のこと。それまでは、青い看板=魚系=回転寿司屋さんかな?……と勝手に思い込んでいたのであった。
それが、まさかの中華屋だと知った時の衝撃たるやスゴかった。なぜ青を選んだのか……と。
ということで、福しんの事前情報は皆無。経験も皆無。まったくゼロの状態から「初福しん」だ。
東秀ではないのか。「れんげ食堂Toshu」は。
ロゴの端っこに「東秀」って書いてるから東秀でいいのかな? いや、でも「中華東秀」は別ブランドとして今でも健在だし……。
調べてみると、ちょいと違うらしい。公式サイトによると「中華の定番料理をリーズナブルに楽しむ」のが『中華東秀』で、「美味しい中華を楽しむ居心地の良い食堂」が『れんげ食堂Toshu』だと。
なるほど、たしかに内装は中華中華してなくてカフェのように居心地良好。ちょいとオシャレな東秀と考えれば良いのかな……なんて思いながら、
中華の王将といえば「餃子の王将」と「大阪王将」の二手に分かれるが、私はどちらかと言うと大阪派である。味がどうとかそういうのではなく、単に「身近だった」からだ。
会社のすぐ近くに大阪王将があり、一時期、狂ったように、お持ち帰りの「餃子+チャーハン(金欠の時はライス)」を頼んでいた。なので大阪王将チャーハンは経験済みなのだが……
もうこれまでの人生、何回食べたのかわからない。私における「日高屋のチャーハン」は、『三丁目の夕陽』の時代や『こち亀』に出てくる駄菓子屋で食べられる「もんじゃ焼き」のようなものだ。
だって価格は510円(税込)。
ほぼワンコイン。駄菓子の感覚で「ちょっとチャーハン」。はたまた「ちょっとコーヒーを」な喫茶店感覚でチャーハンを食べられてしまうのである。日常生活の休憩所、それが私の中での日高屋だ。
ぎょうざの満洲。キャッチコピーは「3割うまい」。
完全に意味不明な言葉であるが、実はしっかりとした意味が公式HPには書かれており、要約すれば、
「安くて美味しい食事が、安心して食べられる店」
とのことである。ちなみに「社歌」まで掲載されているので、公式HPは要チェックだ。
そんなぎょうざの満洲の「チャーハン」は……